THE TACHOMETERS

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『あの頃ボクが・・・』


あの頃ボクが夢見てた世界
今その中に僕はいる
スーパースターになりたいんじゃなくて
あいつらみたいになりたかった

週に一度はステージに立って
自分で書いた唄を歌う
決して多くはないかも知れないが
わかってくれる人がいる

季節に一度はポンコツ車で
仲間と共に旅に出る
見知らぬ街でデカイ声を出して
かけがえのない友を作る

あの頃ボクが夢見てた世界
今その中に僕はいる
酒と女とロックンロールを愛する
あいつらみたいになりたかった

酒ばかり呑んで金もないくせに
なぜだかいつも笑ってる
明日のことなど関係ないと
酔った勢いで笑い飛ばす

女を口説きうまくやっても
結局最後にゃ逃げられる
それでも懲りずにまた恋に落ちて
今度こそ最後だと歌ってる

あの頃ボクが夢見てた世界
今その中に僕はいる
週に一度はステージに立って
季節に一度は旅に出る

酒ばかり呑んで金もないくせに
酔った勢いで笑い飛ばし
女を口説き痛い目に遭って
それでも懲りずに恋をする

グレコの黒いレスポールギターを
初めて手にした少年は
三十路を過ぎた今のボクに
きっと憧れてたんだ

あの頃ボクが夢見てた世界
今その夢の中に僕はいる
出来ることならこのまま覚めないで
他には何もいらないから

あの頃ボクが夢見てた世界
あの頃ボクが・・・


-2005年作-